講習会で第4級アマチュア無線技士を取得
コロナウィルスで自宅から仕事をする事が多くなった2020年6月。米国で取得したアマチュア無線が完全に失効している事を確認したので、仕方がなく日本でライセンスをゼロから取得するかと一念発起。とりあえずJARDの巣鴨での講習会が7月の海の日と体育の日で空いていたので予約。6月の段階では「その頃ならコロナも落ち着いているから大丈夫っしょー」なんて軽い気持ちで申し込んだが、実際には講習会を受けたときに感染者が300人/日を超えたので結構ピークに近かったかもしれない。でも、会場は定員を減らして座る間隔を増やしたり、定期的に換気をしていたのでそこまで神経質になる感じではなかった。生徒もみんな静かに先生の話を聞いていたし、先生もマスクをしてたしね。
講習会に参加する前に準備した物:
- 住民票:コンビニで印刷
- 証明写真2枚(縦30mm、横24mm):DNPの証明写真用ボックスで撮影
- 84円切手:総務省から免許証が送られる時に必要
- オンライン勉強:事前にURLが送られてきたので簡単に内容は読んでおいた
遅刻したりすると何だか面倒そうな注意書きが書いてあったので当日はかなり早目に巣鴨に到着。昼飯は50分と時間が限られていたのでコンビニで昼飯をゲット。8時半には開場すると書いてあった為、8時半に開場に行ってみたら既に数人が着席していた!見渡してみたら自分より年齢の高い人が多い。おっさん達の朝はやっぱり早いのか?!小学生もいたのだが、受講している内容を十分理解できるのだろうか、おじさんな自分はちょっと心配になった。
講習は2日間、法規6時間、無線工学4時間。受講料は23,150円と決して安くはないが、試験対策のポイントをかなりピンポイントで教えてくれるので助かる。初日に配られる教科書をベースに、試験に出る部分を随時ハイライトするように先生が指示してくれるので、その通りに重要な部分をハイライトして頭に叩き込む。ハイライトをした部分が出ると関連する問題のチェック。しかも答え方の攻略方法を面白おかしく教えてくれる。
自分は大学で電気工学のクラスも受けた事があるので、かなりハイペースで講習が進む中、しっかりと中身を理解した上で話を聞いていたが、自分の様に基礎がない人に取っては工学の部分は若干わかりにくい内容なのではないかな?と思った。更に自分の場合は米国でライセンスを取得していた事、日頃受信をしているので無線の基本的な事を理解していたので意外と先生の話を楽しみながら聞いていた。特にDSBとSSBの違いを理解した時はこれまで何でシングルサイドと呼ぶのだろう?という疑問が晴れた。そんな感じに授業を楽しみつつも、最後の試験は若干緊張していたが、テスト直前の模試では全て正解だったので試験自体は余裕でクリアした。
試験から1週間後にはオンラインで合否の確認ができた。見た感じ小学生の受講者も合格したみたいだ。凄いな、講習会って。そこから1週間ちょいで総務省から従事者免許が届いたので講習から2週間少々で免許が取れた。
これから免許取得を考えている人は、もちろん自ら勉強するのもいいとは思うけど、2日間講習にフルコミットすれば免許を簡単に取得できるこのオプションも検討しても良いのではないだろうか。